「耐久性のある見た目の良い入れ歯になりました」(50代 男性)
No.98「耐久性のある見た目の良い入れ歯になりました」(50代 男性)
患者様アンケート(抜粋)
<当院に来院されたきっかけ>
15年位前に初めて来院した時に先生の対応が親切だったのがきっかけで以前は近所に住んでいて引っ越した後も利用させていただいています。
<治療の前まで不安だった、困っていたことは?>
以前の入れ歯が度々割れてしまっていたので新しい入れ歯もそうならないか不安があった。(耐久性について)
<治療後の感想など>
新しい入れ歯にしてから日はまだ浅いですが、以前の入れ歯よりも強度があるので食事の時に安心感がある。
製作したミラクルデンチャー
右上7321 左上123467
治療の概要
年齢・性別 | 50代 男性 |
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治療費用 | 上顎 右上7321 左上123467 ミラクルデンチャー 約60万円(税込) |
治療期間 | 3ヵ月 8回 |
想定されるリスク | ごく稀に金属アレルギーを発症する可能性があります |
入れ歯治療の解説
こちらの方は、従前よりノンクラスプデンチャー(金属のフック等がない審美義歯)を使用しておりました。数年使用しているうちに、ピンク色の床の部分にひびが入り、何度か修復しながら使っておられました。しかし、比較的咬合力が強いため幾度と修復しても思うようなところまでは改善できず、今回強度の強い、金属を使用したミラクルデンチャーにバージョンアップして新製することになりました。
入れ歯の修理の場合は軽微なものは、そのままご来院時に治すことが可能なのですが、本格的な修理となると専門の技工所に出すため、しばらくお預りする必要があります。このようなことを想定すると、耐久性のある義歯(入れ歯)にすることや、治療用義歯(リハビリ用)等、もう一つの入れ歯を用意しておくことも重要となってきます。
今回は、男性の咬合力を考慮した耐久性のある仕様にすることと、奥歯の固定装置としてミラクルアルファという、既存の歯に輪をかける形状を採用し、全体の安定感を確実になることを重視しています。
また、ご自身の歯自体は無くても、歯の根の部分(残根)があるところも最大限活用して入れ歯の安定に貢献できるようにしました。
一般的に、入れ歯の設計や今後のリスクを考慮して抜いた方が良いと判断することもあると思いますが、ミラクルデンチャーの場合は、できるだけ残すようにしています。
万が一歯周病の悪化等により、抜かざるをえない場合は、後から抜いても、入れ歯自体はそれに合わせて柔軟に修理できるのが、ミラクルデンチャーの特徴です。
「あやふやな歯はまず残す」これを可能にするのは、正確な診断、適切なシミュレーション、ミラクルデンチャーの特性がマッチして初めて実現できるものと考えています。
現在は、食事も安心してできると喜んで頂いております。
※ミラクルデンチャーは薬機法上の承認を得ておりません。国内のミラクルラボ株式会社で製造したものを使用しており、治療部位によっては脱着が難しいなどのデメリットがあります。国内に同じような性能の代替品はなく、諸外国での安全性については情報が少ないため、明示することができません。(約13.2~99万円/税込※症例によって変動)