75歳以上の高齢者は90%がなんらかの義歯を装着している!
投稿日:2016年5月16日
カテゴリ:歯のコラム
歯を失い、義歯を使用していない場合の認知症リスクが最大1.9倍に!
歯を失い、義歯を使用していない場合の認知症リスクが最大1.9倍に!
下記のデータは、厚生労働省が出しているデータで、『歯の喪失状況』の推移を示すグラフです。データを取得し始めた1967年から2011年までの間の、年代別の歯の喪失状況(残存歯の平均)が折れ線グラフで示されています。
これらのグラフから読み取れることは、ほとんどの年代で、1980年くらいまでは、ゆるやかに残存歯が減っていたのに、それ移行は徐々に回復し、現在では比較的残存歯が増えている傾向にあるということです。
特に、残存歯の増加傾向が高いのが、65歳〜74歳と75歳以上の高齢者層です。さらに、55歳〜64歳までの年代においては、2011年には平均残存歯が20本前後までに回復しています。
(参考 e-ヘルスネット 情報提供)
さらに、同じ厚生労働省のデータで、興味深いものがありました。
何らかの義歯(ブリッジや部分入れ歯、総入れ歯など)を使用している人の割合は、年齢とともに高いことが、下記のデータから分かります。
ブリッジは74歳までは多くいますが、75歳以上になるとグッと減っています。逆に、総入れ歯に関しては、74歳以上で倍増し、全体の40%近い人が装着しています。
これらのグラフから言える事は、55歳以上になると、全体の半分以上の人々が、何らかの義歯を装着していることになり、75歳以上になると、実に90%近くの人が使用しているということです。
(参考 e-ヘルスネット 情報提供)
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