オールセラミックについて
投稿日:2015年10月27日
カテゴリ:スタッフブログ
インプラント治療の上部構造に使われている、オールセラミック。
そもそもどういったものなんでしょうか?解説いたします。
【オールセラミック】
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オールセラミックは、歯のクラウン(かぶせ物、差し歯)やブリッジ治療における金属を使用しない最新の治療法。
現在まで歯のクラウンおよびブリッジ治療において、十分な強度を確保するため、前歯では裏側に金属加工したプラスティックやセラミックを、奥歯では金属のかぶせ物または金属加工したセラミックを使用している。ブリッジ治療においても欠損した歯の両側の歯を削り、前述クラウンの連結に金属が使用されている。しかしながら、金属アレルギーや歯肉の後退等による金属の露出によるブラックラインの出現等いくつかの問題が報告されている。
金属と同等以上の強度を持つジルコニア含有の白色のセラミック材料の出現、およびそれを人工の歯に加工するための一連の装置(CAD/CAM、連動した削りだし機器)の出現により、従来までの金属の代わるジルコニア・セラミックスによる歯のクラウンおよびブリッジ治療が可能となった。この出現により金属アレルギーやブラックライン出現のリスクの回避のみならず、審美歯科への応用もなされるようになった。日本国内において、ジルコニア・セラミックスによる治療は2005年にデンツプライ社によりセルコンという名称で厚生労働省の医療用具としての認可を経て開始された。海外では2002年より現在まで200万人以上が使用している。 2006年度以降、その他国内外の歯科関連会社が新たに参入しており、今後の歯科治療において、金属に変わる素材としてジルコニアは大きな期待をされている。
現時点で世界の主流として使用されているセラミックとしてはエンプレスがある。ジルコニアよりは強度は落ちると考えられるが、審美的に優れた高強度のセラミックとしての歴史的な評価は非常に高い。一般に審美性重視であればエンプレス、強度重視であればジルコニアとの意見もあるが、ジルコニアをコア材と考えた場合、築盛する陶材の強度こそ重要である。 また材料学的問題より、印象採得による得られた模型の精確性や咬合接触関係の再建等、治療の精度こそ長期的な予後の安定につながるのは自明のことで、使用材料にあまりに重きを置いた修復計画は破綻を招くものとなろう。 材料の優劣には見解に相違がある。
ジルコニアと同様に綺麗で機能的にも優れている素材です。
よしはら歯科クリニック
(さいたま市 浦和区北浦和)
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